藤進ゼミナール

埼玉県志木市で学習塾をお探しなら
藤進ゼミナール

お電話でのお問い合わせはこちら

048-472-1618
048-472-1618
お問い合わせ

新着情報news

2026/04/13

【藤進コラム】この「3要素」を意識すれば、読書に集中できる!

●今回は「読書と集中力」についてお話しします。
 
 読書に欠かせないのが集中力です。
 
 集中力を高めれば、難しい本でも
 
 ページをめくる手を止めずに読み進めることができ
 
 読んだ内容が頭の中に残ります。
 
 脳科学の研究によれば、集中力は
 
 脳の前のほうにある前頭葉に
 
 眼球をコントロールする「前頭眼野」という部位が
 
 活性化している状態にはたらきます。
 
 このシステムが適切にはたらくと
 
 私たちは1つのことに没頭できるそうです。
 
 
●しかし、このシステムには限界があります。
 
 私たちの脳は一度に処理できる情報量に限りがあるため
 
 複数の作業を同時に進行させたり
 
 短時間で切り替えながら
 
 並行して処理する作業には向いていません。
 
 
●例えば、読書中にふと別のことを考え始めてしまい、
 
 数行読み飛ばしてから
 
 「これって何の話だっけ?」
 
 と行を戻すことがあったりします。
 
 これは注意の配分が別の対象にさらわれ
 
 読書の流れが切れてしまった状態です。
 
 また、集中のピークは読み始めから10~20分後に来やすく
 
 その後は少しずつ下がっていきます。
 
 
●つまり「ずっと同じ深さで読み続ける」ことは

 ほぼ不可能であり
 
 だからこそ読み方と同じくらい
 
 「読書の切れ目の作り方」や
 
 「読書への戻り方」が大切になります。
 
 
●読書中に生じる行戻りや
 
 注意力の保持の抜けを未然に防ぐ方法があります。
 
 「環境」「疲労」「生活習慣」という3つの切り口から
 
 整理してみましょう。
 
 
★環境
 
 私たちの集中力を阻害する大きな要因の1つが環境です。
 
 例えば、以下のような状況を思い浮かべてください。
 
  ◇近隣から聴こえる工事の音が気になる
 
  ◇スマートフォンの通知音に反応し、つい手に取ってしまう
 
 雑音やスマホの通知は
 
 無意識のうちに私たちの注意を引きつけ
 
 簡単に集中力を奪います。
 
 カリフォルニア大学の研究によれば
 
 作業中に1回の中断(スマホの通知など)があると
 
 元の集中状態に戻るまで平均23分かかるそうです。
 
 つまり、1時間に2回の中断で、
 
 もう集中の余地はほとんど残らないということになります。
 
 これらは無意識のうちに私たちの注意を引くため
 
 最も気をつけなければなりません。
 
 
★疲労やストレス
 
 こんな経験はありませんか?
 
  ◇長時間読書をして、達成感はあるものの、

   内容を覚えていない
 
  ◇仕事が忙しくて疲れが取れず、
 
 読書をしても内容が頭に入ってこない
 
 脳科学の観点からは、ストレス状態にあると
 
 体内でコルチゾールというホルモンが分泌され
 
 前頭前野(集中や判断を司る脳の部位)の機能が低下します。
 
 
★不規則な生活習慣
 
 例えば、以下のような例が挙げられます。
 
  ◇睡眠不足が続き、朝からぼんやりしてしまう
 
  ◇多忙で食事を抜き、

   エネルギーが切れて集中が続かない
 
 睡眠不足や不規則な食生活が慢性的に続くと、
 
 脳に必要なエネルギーを供給できず、
 
 思考力や記憶力を低下させます。
 
 軽度の脱水状態(体重の2%程度の水分損失)でも
 
 注意力や短期記憶が著しく低下することが
 
 研究で示されています。
 
 十分な睡眠と規則正しい食生活、
 
 水分摂取を心がけるだけでも、集中力は上がります。
 
 
●集中力を下げる要因を取り除き
 
 仕組みを理解したところで
 
 さあ、文章の海に飛び込んでみましょう。
 
 まだ経験したことのない楽しさが待っているはずです。

 
 
 
参照:川岸宏司 著『耳を鍛えて4倍速読』