●定期試験前は学校ワークをこなすのに必死!
きまった期日ギリギリまで
「まあ、いいか」とのんきに構え
先延ばしにしていると
自分で自分の「首を絞める」結果に…
「もっと早くやっておけばよかった…」と
必殺フレーズが登場。
そして、いちばんの見方である
お父さん / お母さんの感情まで
昂らせてしまいます。
●「先延ばし」をする人というのは
単なる怠け者なのでしょうか。
先延ばし癖とストレス観の関係について、
東大大学院で興味深い研究をなさっていらっしゃる
柏倉沙耶さんのリポートです。
●先延ばしをしがちな人は、それだけ見ると
「怠け者」のように思われがちですが、
実は「自分に厳しい人」では、
という研究もあります。
自分を責めることでエネルギーを消耗してしまい、
次の取り組みをするための
改善策を考える余力がなくなって
先延ばしを繰り返してしまう、といった構図です。
●私たちのグループが
2024年に発表した研究では20代を対象に、
先延ばし癖と過去10年から向こう10年の
長期のストレス観との関係を探りました。
すると先延ばし癖が弱い人は
〝自分のストレスは
未来になるにつれて次第に減っていく〟
と考えるタイプの人が多いという結果になりました。
●あくまでも1つの考察ですが、こうしたタイプの人は、
自分はストレスとの向き合い方が
次第に上手くなるという自信、
つまり楽観的な人生観の持ち主なので、
あれこれ悲観的にならずに着手する
=先延ばししにくい
とも考えられるのではないでしょうか。
●先延ばしに悩んでいる人は、
例えば自分が過去には
先延ばしをしなかったこともあることを思い出し、
あえて「自分はできる」と
楽観的に自信を持ってみるのも1つの手かもしれません。
●悪循環を断ち切ろう!
締切が近い事項から進めていると、
それ以外は先延ばしにしてしまい、それが続くと、
「だめな自分」と言うセルフイメージが定着し、
次の先延ばしにつながるかもしれません。
悪循環に陥らないために、
「自分を責める」ことを回避するよう
こころがけることも大事でしょう。
参照:朝日新聞2026年5月9日号